こんにちは、たっきーです!
たきログは、若手のビジネスパーソンに向けて、本の学びと知識を共有しています。
この記事は『【要約】amazon 世界最先端の戦略がわかる|元日本マイクロソフト社長の成毛眞が語る』のAWS編です。
前回に引き続き、『amazon 世界最先端の戦略がわかる』(成毛眞 著)の解説です。
それでは、早速いきましょう!
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AWS(アマゾン・ウェブ・サービス)とは
- AWS …
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企業向けクラウドサービスを提供する事業
Amazonがクラウドサービスを提供していることに驚いた方もいるかもしれません。
企業向けのため、私たち消費者にはあまり馴染みがないですよね。
しかしクラウド業界でトップシェアを誇るのが、AWSです。
知らない間に自分の会社が導入していたなんてこともあるかもですね。
なお、AWSには次のような特徴があります。
- 時差を利用してサーバーにかかるコストを抑えている
- 安価で、すぐに利用可能(申込から15分程度で使える)
- システムのジャンルが豊富(財務管理システム、データ分析、画像解析、広告・宣伝…)
例えば1つのサーバーを日本の企業が昼間に使い、夜間にNYの企業が使うなどの運用で、サーバーのコストを抑えています。
世界中に顧客をもつAmazonだからこそできることです。
AmazonのAWSでの強み
Amazonを支える柱
AWSは売上高の1割程度の事業規模ですが、その利益は会社全体を支える柱となっています。
営業利益の規模 | 金額 |
---|---|
AWS | 43億ドル |
Amazon | 41億ドル |
一事業の利益が会社全体の営業利益を上回っており驚きます。
利益が逆転している理由は、Amazonに赤字の事業があるためです。
じつは、ネット通販事業では儲けが出るどころか赤字なのがアマゾンの実態だ。
成毛眞.amazon 世界最先端の戦略がわかる.ダイヤモンド社.
ネット通販事業では2017年時点で、北米以外は赤字です。
つまりAmazonの売上高1割程度の一事業が、会社全体の利益を生んでいる状況です。
【参考】2021年の現状
2021年時点においてもAWSはAmazon全体の営業利益の55%を占めています。(2021年第2四半期)
営業利益の規模 | 金額 |
---|---|
AWS | 42億ドル |
Amazon | 77億ドル |
クラウド界の巨人
筆者は、Amazonを「クラウド界の巨人」と称しています。
本書に記載された2017年と比較すると、マイクロソフトのシェアが伸びていますが、いずれにしてもAWSが首位です。
顧客に政府機関や大手企業が並ぶ
AWSは米国の政府機関であるCIA(米中央情報局)が導入したことを皮切りに、大手企業も導入を開始しました。
- 世界)CIA(米中央情報局)、NASA、マクドナルド、Airbnb、ネットフリックス 他
- 日本)日立、キャノン、キリンビール、三菱UFJ銀行 他
名だたる企業ばかりですね!
まとめ
Amazonはクラウドサービス提供会社
- Amazonはネット通販事業ではなく、AWS事業で会社の利益をあげている
- AWSの儲けが他の事業の投資につながっている
- クラウド業界でトップシェア(32%)を誇り、顧客はCIAを筆頭に大手企業が並ぶ
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