こんにちは、たっきーです!
たきログは、若手のビジネスパーソンに向けて、本の学びと知識を共有しています。
この記事は、『【要約】amazon 世界最先端の戦略がわかる|元日本マイクロソフト社長の成毛眞が語る』の小売業編です。
前回に引き続き、『amazon 世界最先端の戦略がわかる』(成毛眞 著)の解説です。
それでは、早速いきましょう!
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Amazonの小売業での強み
今回はAmazonの小売業について解説します。
「マーケットプレイス」で売り場を提供
- マーケットプレイス …
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Amazon以外の外部事業者がAmazonに出品できるサービス
私たち消費者がAmazonで商品を購入する際に、「プライムマークがついてない。プライム会員なのに送料がかかる…」というケースがこれです。
Amazonからでなく外部事業者からの発送になるため送料が発生します。
- Amazonの直接販売している画面と同じフォーマットで販売できる
- Amazonが支払いを管理している
Amazonが支払いを管理していると、出品者、消費者、Amazonの三者全員にメリットがあります。
- 消費者 「 クレカ情報などがAmazonにだけに開示されるから安心 」
- 出品者 「 Amazonユーザーに販売ができる 」
- Amazon 「 消費者情報が全て手に入る 」
ここで重要なのが、Amazonが購入者(消費者)の情報を収集できることです。
「どんな人が、何を購入したのか」を、Amazonは自社の直販の商品だけでなく、他社(出品者)が販売する売れ筋商品までチェックできます。
消費者の購入情報の収集
他社が販売する売れ筋商品がわかれば、Amazonはその商品を大量に仕入れて直販することができます。
大量ロットで低価格を実現し、どこよりも安く販売してしまうのです。
「FBA」で販売の手間を解消
- FBA(フルフィルメント・バイ・アマゾン) …
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商品の保管・管理・注文処理・出荷・決済・返品対応の一連の対応をAmazonが代行するサービス
出品者は商品をAmazonへ発送するだけでで、売れたら手数料が引かれて入金されるという大変便利なサービスです。
- プライムマークが表示される (購入率が上がる)
- 利用料金が手軽
- 他国への輸出もできる(データに基づき商品が各国へ自動で分配されて、出品者の輸出の手間がない)
プライムマークとは、配送料が無料で当日か翌日に配送される商品を示すマークです。
このマークがついていると購入率が上がるといわれています。
楽天との比較
現代の日本のネット通販は、Amazonと楽天市場の二大巨頭です。 しかしAmazonと楽天は稼ぎ方が全く異なります。
楽天とAmazonの違い
- 楽天 … 収入源は出店企業からの手数料(お客様は出店業者 = to B)
- Amazon … 収入源は自社で仕入れた商品の販売(お客様は消費者 = to C)
楽天は”楽天市場という場所を貸しているだけ”なので、倉庫や物流網は必要ありません。
つまり出店業者が各々仕入れ各々発送するため、構造的に価格を安くすることができません。
それに対し、Amazonは倉庫も物流網も必要です。
楽天に比べて莫大な設備投資が必要になりますので事業拡大が遅くなります。 しかし大量入荷により低価格を実現でき、結果として価格戦争ではAmazonに軍配が上がるのです。
まとめ
Amazonには価格で勝てない
- Amazonが自身で販売する前にマーケットプレイスで他の事業者の売れ筋商品を知ることができる
- 売れ筋商品を大量に仕入れ、他の出品者が追随できないレベルの低価格で販売できる
- Amazonで出品した時点でAmazonに価格で勝てなくなる
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